Picnic at Xamoschi Rock

58歳無職おじさんの大学再受験日記

志望動機および志望校について

2022年3月に33年勤めた勤務先を退職し、1年のんびりしてから、社会人院生として通っていた某大学の博士課程後期課程中退で終わっている最終学歴を更新したいと考えていました。しかし10年のブランクは長く、現在「観光は振興されるべきもの」という研究(それを踏まえた『持続可能な観光』について)が主流で、私が取り組んでいた、観光の一般的定義である「楽しみのための旅行」の「楽しみ」について掘り下げる研究について居所がなくなってしまいました。唯一の理解者である恩師も定年退官され、課程博士も論文博士も学位取得は困難な状況です。

一方、ここ数年の趣味として続けているイントロクイズ、問読みクイズについては、そこそこのレベルまだ行くものの、絶対にトップクラスにはなれないことを悟るとともに、クイズのためだけに物事を覚える虚しさが募るようになってきました。ただ、イントロクイズを通じてさまざまな音楽を愛する方々との交流は楽しく、「音楽」という文字の通り、音が齎す楽しさについて掘り下げることこそ、観光研究で挫折した「楽しさ」の研究につながると思うようになりました。

これらの前提でこれから何をすべきかと考えると、音楽系の大学に学部から入り、楽典や音楽理論その他の知識を得るとともに、「楽しさ」に係る知見を深めることだと思い至りました。

いくつかの知っている音大の資料を取り寄せると、シニア向けの講座を開設しているところもあり、少子化のもとで学生獲得に向けてさまざまな入試形態が用意されています。私でも面接と小論文だけで入れそうなところを複数見つけました。けれども、どこも学費が高い!一人当たりの教育コストがかかっているので文系学部に比べれば高いのが当たり前ですが、無職の身には厳しいところです。

以上の状況と、自身の音楽技能が現状皆無であることを考慮すると、

1.音楽専門

2.自宅から通える

3.学費的に国公立

4.学力だけで(多分)受け入れてくれる

この4条件を満たすのは唯一、一校一学部一科だけになります。定員わずか20名のとてつもない難関ですがここしかない以上目指すしかありません。(校名は消しました)