Picnic at Xamoschi Rock

58歳無職おじさんの大学再受験日記

選択科目は「倫理、政治・経済」に

共通テストの選択科目(数学、理科、社会から原則1科目)で、来年度の試験科目にない「公共」を選択して失敗したが、参考書1冊1,870円の損害で済んだ。ならば何を選ぶか。理科の物理、化学、生物、地学は論外、数学も厳しい。残る社会も日本史、世界史はこの際勉強しておきたい気持ちもあるが、100点/1000点にそれほど時間はかけられない。地理は前述の不安点に加え、地理A Bの違いが昔と違うようでよくわからない。残るは公民分野の「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」のいずれか。「現代社会」の後継が「公共」なのでこれかとも思うが、「倫理」と「政治・経済」がそれぞれあり、合わさった「倫理、政治・経済」があり、これらと「現代社会」の違いがまたわからない。で、書店でこれらの参考書を読み比べると「倫理、政治・経済」がそれぞれの単独科目より浅い内容のような気がした。浪人後の「公共」学び直しもないので、これにした。とりあえず参考書を1冊読み込んでみる。

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痛恨の「公共」フライング

共通テストの科目は、国語、外国語=英語が必須で、加えて数学・理科各科目・社会各科目から一科目選択になっています。得意科目だった地理Aにしようと思っていたものの、この間の世界の変化は著しく、例えば農産物や鉱物の産出国ランキングなどは相当変わっており、以前の知識がかえって足を引っ張る感じになりそうです。そこで新課程で現代社会に代わり導入された「公共」を選ぶことにしました。かつての倫理社会と政治経済を合わせたものという認識で、そのほとんどが相応の社会経験を積めば基礎的な部分は押さえられているはずで、得点源にできそうな科目です。

というわけで、今回の5日間の旅行中に読み込んでいた本がこちら。

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基礎からしっかり学べるいい本だと思っていたのですが、よく調べてみると令和4年度から導入ということで、共通テストの科目になるのは再来年からという事実に気づきました。浪人したら絶対に選択してやる!

ブレードランナーLIVEについて

東急百貨店渋谷本店が閉店した直後の3月5日にBunkamuraオーチャードホールで行われたこのライブ。1982年のロードショーの時には見逃していたこのカルト映画は、浪人して予備校にも行かなくなった1984年に都内にまだあった名画座で10回くらい観た、私にとってのオールタイムベスト映画である。

初公開時に大コケしたのも当然な感じもするストーリーながら、当時の予算と技術で限界に挑んだ酸性雨降りしきる2019年のロサンゼルスのSFX映像はその後の規範になった。そして一部の熱狂的なファンも出現し、ディレクターズカット・ファイナルカットなど別編集版も作られカオスな状況となった。

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昨年、新型コロナで亡くなったヴァンゲリスが音楽を手がけ、それを今回は映像に合わせて生演奏するという無茶な企画である。

感想は素晴らしいの一言であるが、唐突に終わるファイナルカット版の映像でクレジット部分に巻き気味で流れるエンドタイトルには若干の違和感を抱いた。ヴァンゲリスは当然オリジナル版を観て曲を当てたので、リドリー・スコット監督が、ストーリーがわかりづらいからとハリソン・フォード扮する主人公の説明的ナレーションを挿入し、別映画のボツテイクを流用した緑の森林の上空をラブテーマをバックに飛んで行くエンディングの途中から流れるからこそ生きるエンドタイトルだと強く感じた。私がオリジナル版の方が好きなのは、デッガード自身もレプリカントであると、ストーリーの重厚性がディックの原作を想起させるもののレプリカントの寿命設定という話の肝の辻褄が合わなくなってくるからだ。40年近く経って制作された続編「ブレードランナー2049」は、それを活かして(さらにヒロインが「レーチェル=ラケル」であった偶然を必然に変えた本当に良くできた作品であるとは思う。が、やはり「ヤマト」や「エヴァ」同様、その辺の辻褄よりも大事なことがあるのかなとも思った。

一夜漬け能力確認実験→キャンセル

コツコツと勉強することが苦手で、試験範囲を一気に覚えて本番をやり過ごし、直後に覚えたことは忘れるというのが中学高校での定期試験の対策パターンでした。中学では通用したのが、高校では全く対応できずに成績は下位に沈みました。3年で卒業はさせてくれるところだったので何とかなりましたが、大学受験でものすごく苦労する羽目になりました。

中学英語復習が煮詰まっていることもあり、目先を変えて当時の一夜漬け能力が失われていないかテストしてみようと思います。まずは覚える能力を覚醒させて、それを忘れない能力はあとで考えることにします。

覚えるのは、クイズルームソーダライト3月の21世紀限定イントロクイズビギナークラスで出そうな楽曲。2001年から昨年までのオリコン年間トップ100トータル約2,200曲を覚えて得点に反映させられるか10日ちょっとの間、根を詰めてチャレンジしてみます。前回参加時はトップの方の得点の三分の一というぶっちぎりの最下位でした。あえて覚えないようにしてきたから当然の結果です。ここからどこまで上積みできるかで今後の方針を決めていきたいと思います。

 

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覚えても早押しに強くなるわけではないので、ボードで稼いで2倍の74点以上取れれば合格とします。

(3/8 追記)イントロでないクイズや体調面から今回の参加を見合わせることになりました。上記記事は全面的に取り下げます。

「ガクサン」を読む

40年前の受験生当時を思い起こせば、勉強そのものよりも勉強法の研究を熱心にやっていた(当然身を結ばない)。優秀な人の勉強のやり方や使っている参考書を真似したり、エール出版の合格体験記を一生懸命読んでいた。ここから導き出されたことは、人それぞれで成功したやり方の再現性は極めて低いことを思い知らされただけであった。一浪の末、六大学の末端に滑り込んだのは幸運でしかなかった。そもそも漠然と文学・社会学(と観光)を学びたいくらいの浅い考えで、16歳の頃に聴いた久保田早紀「キャンパス街’81」の舞台であろう多摩地区の中央線沿線の大学(おおのさんの母校)を第一志望にしていたが、二次試験は受けさせてくれたというレベルで惨敗、次に具体的に行きたいと思っていた立教の社会学部観光学科も古文漢文やっていない分届かず、と現役浪人ともに同じ失敗を繰り返した。

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今回の受験決意から程なく、学習参考書オタクマンガ「ガクサン」が連載されていることを知り、単行本化されている3巻までを旅すがらkindleで読んだ。自分の受験に直結する内容ではないが、当時のことが思い出され懐かしかった。当時はたくさんあった大型書店をハシゴし、ベストの参考書に出会うまで立ち読みしていた自分に、1冊目の参考書をやっておけと今なら言いたい。マンガは面白いです。

中学3年間の英語がしっかりわかる本

初めてkindleで学習参考書を読んでみました。

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英語再学習者向けのこの手の本は山のように出ていますが、初学者向けとは異なり一度は学んだ覚えのある人に体系的にまとめた内容を示すことによって理解を深めるものが多いと思います。私はしっかりわかりませんでした。筋金入りの英語苦手者には初学者向けのものからやり直すべきかも知れません。

小論文過去問ネタ元本を読む

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この週末は、志望校の二次試験の小論文で過去3年で出題された文章が含まれている本を読んでいました。ガッツリ芸術論から勉強の哲学まで幅広いジャンルが選ばれています。ただし、著作権の関係で試験問題の引用部分はページ数以外は明示されず、この文章のどこの部分を問われているのか正確にはわからないのが厳しいところです。

少ない情報からなんとなくそれらしい内容を力技でまとめるのは院生時代に得意としてきたので、芸術・音楽に関する基礎知識を深めて行けばなんとかなりそうな気がしてきました。